•日本西洋史学会第70回大会の小シンポジウムで報告をしました。オンラインでの開催となりましたが、シンポ中にはおおむね80名以上の参加者があり、多くのご質問や重要なご指摘を頂きました。
私の報告では、イギリス+ヨーロッパ的な文脈で18世紀の「経度問題」を再考しました。近世の航海術や実用数学、他のヨーロッパ諸国との関係や比較、ヨーロッパ外の世界における空間の精密計測の実践との比較も視野に入れながら、さらに研究を深めたいと考えています。
12月12日(土)14: 15〜17: 15
中村武司 趣旨説明
中村武司「財政海軍国家論の射程と限界」
薩摩真介「財政軍事国家と海軍政策
―ジェンキンズの耳戦争期のスペイン銀船団の拿捕をめぐる議論を中心に―」
辻本諭「財政軍事国家において軍隊はいかに保持されたか
―イギリス陸軍の宿営をめぐる問題、1660~c.1740年―」
石橋悠人「財政軍事国家における海軍と科学技術」
コメント:古谷大輔・板倉孝信
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