竹内真人編著『ブリティッシュ・ワールド』が刊行されました。

[目次]

総論 ブリティッシュ・ワールド論の射程……竹内真人
第1章 ブリテン・アイルランド間の民兵互換……勝田俊輔
第2章 インドにおけるイギリス自由主義的帝国主義……竹内真人
第3章 時計時間の移植と管理……石橋悠人
第4章 ジェントルマン資本主義論が言わずにすませ、見ずにすませていること……アンドリュー・ディリー
第5章 帝国特恵関税同盟構想の理想と現実……松永友有
第6章 カナダ自由党と自由主義的帝国主義論……福士純
第7章 コモンウェルスという神話……馬路智仁
第8章 第二次大戦戦時中にブリティッシュなるものを放送する……サイモン・J・ポッター
第9章 アトリー政権期のコモンウェルス防衛と南アジア……渡辺昭一
第10章 独立後インドの「軍事的自立化」とイギリスの位置……横井勝彦

第3章では、イギリス帝国の植民地天文台ネットワークの形成とその時間の標準化に対する影響を考察しました。帝国と時間規律の関係については、さらに研究を進めていく予定です。