- The International Conference on the History of Cartography(Amsterdam, 2019/7/14-19)において、以下のパネルで報告をします。
- Panel: Mapping the Northern Pacific: transnational knowledge, instruments, representation. Amsterdam (organizers: E. Boyle and K. Parker)
- Edward Boyle – Knowledge, Security and Cartographic Anxiety: Creating and utilizing cartographic knowledge in nineteenth-century Japan
Katherine Parker – Looking Northward: A Comparative Analysis of Two Maps Showing the North Pacific Before Cook
Vasilii Shchepkin – Perception, exploration, representation and the mapping of Ainu lands by Russia and Japan
Yuto Ishibashi – British connections in the early Japanese hydrographic surveying, c. 1860-1880
月別アーカイブ: 2019年3月
中央大学学術シンポ「グローバル文化史の試み」研究会で報告をしました。
- 中央大学学術シンポジウム「グローバル文化史の試み」の研究会で報告を行いました(2019/3/14)。
「世界史における時間の標準化」
水上雅晴 「中国と日本における時の標準化とその展開」
石橋悠人 「イギリス帝国における時間の標準化」
- 主催:中央大学学術シンポジウム「グローバル文化史の試み」(代表:縄田雄二)
共催:中央大学人文研プロジェクト「東方思想の発展と交錯」(代表:水上雅晴) - 共同研究「グローバル文化史の試み」についてはこちら。本プロジェクトでは2020年度に世界史的観点から時間意識を検討するシンポを開催予定です。プロジェクトの成果を論集として刊行することを計画しています。
Book Review, Yulia Frumer, Making Time (Chicago, 2018)がIsisに掲載されました。
・History of Science Societyのjournal Isisに書評が掲載されました。
・Review, Yulia Frumer. Making Time: Astronomical Time Measurement in Tokugawa Japan (Chicago, 2018)
・天文学的時間計測の技法と実践の変化を軸に江戸時代の天文学を考察する研究です。近代のグローバルな時間意識の変化の事例研究としても読むことが可能な著作です。
竹内真人編著『ブリティッシュ・ワールド』が刊行されました。
- 竹内真人(編著)『ブリティッシュ・ワールド―帝国紐帯の諸相』日本経済評論社, 2019年が刊行されました。
[目次]
総論 ブリティッシュ・ワールド論の射程……竹内真人
第1章 ブリテン・アイルランド間の民兵互換……勝田俊輔
第2章 インドにおけるイギリス自由主義的帝国主義……竹内真人
第3章 時計時間の移植と管理……石橋悠人
第4章 ジェントルマン資本主義論が言わずにすませ、見ずにすませていること……アンドリュー・ディリー
第5章 帝国特恵関税同盟構想の理想と現実……松永友有
第6章 カナダ自由党と自由主義的帝国主義論……福士純
第7章 コモンウェルスという神話……馬路智仁
第8章 第二次大戦戦時中にブリティッシュなるものを放送する……サイモン・J・ポッター
第9章 アトリー政権期のコモンウェルス防衛と南アジア……渡辺昭一
第10章 独立後インドの「軍事的自立化」とイギリスの位置……横井勝彦
第3章では、イギリス帝国の植民地天文台ネットワークの形成とその時間の標準化に対する影響を考察しました。帝国と時間規律の関係については、さらに研究を進めていく予定です。