中央大学文学部編『学びの扉をひらく・下ー時間・記憶・記録』(中央大学出版部、2022)に、近代イギリスの時間意識に関する概論を寄稿しました。

中央大学文学部実践的教養演習編『学びの扉をひらく』に、「近代イギリスの時間意識を考える―産業革命・標準時・帝国」を寄稿しました。
中央大学文学部で展開している「実践的教養演習」という授業で、学生が中心となって「本というモノをつくる 」という課題のもとで制作された論集です。
授業の詳しい案内はこちら
文学部の13専攻と1プログラムの教員が、時間・記憶・記録というテーマに沿って自由に論考を寄せました。

私の論考では、近代イギリスにおける時間意識の転換について論じています。産業革命による時間意識の厳格化やヴィクトリア朝における時間の標準化に関する通説を整理したうえで、近年の研究で新しい視座が次々と提起され、従来の説明が発展的に乗り越えられようとしてることを解説しました。

松本悠子・三浦麻美編著『歴史の中の個と共同体』(中央大学出版部、2022)に、グリニッジ天文台で最初に働いた女性天文学者たちに関する論考を寄稿しました。

松本悠子・三浦麻美編著『歴史の中の個と共同体』に、「グリニッジ天文台の女性天文学者ーアニー・マウンダーと学者たちの「共同体」」を寄稿しました。
3年間にわたり実施した中央大学人文科学研究所の共同研究の成果です。
拙稿では、19世紀末にグリニッジ天文台で初めて「計算係」(computer)雇用された女性学者たちの経歴・キャリア・実績を論じています。なかでもマウンダーが天文学の学会で編集委員長として辣腕を振るった様子や日食の観測遠征に参加した経緯に焦点をあてました。

中央大学学術シンポジウム「グローバル文化史の試み」総括シンポに登壇します。

学術シンポジウム「グローバル文化史の試み」総括シンポジウム
2021年12月18日・19日オンライン(Webex)にて開催
(所属を示していない発表者は中央大学所属)

18日 10:00-12:00
劇場空間と舞台テクノロジー――比較演劇史の一視点
縄田雄二「劇場空間と舞台テクノロジー――比較演劇史の一視点」
妹尾達彦「中国古代都市における上演空間-9世紀長安における路上演劇を中心に」
日置貴之(明治大学)「幕末・明治の歌舞伎における「スペクタクル」」
井戸田総一郎(明治大学)「劇場と制度―1870・80年代のベルリンの劇場風景」
伊藤愉(明治大学)「レニングラード学派における上演空間、舞台上の事物」
Kai van Eikels(Ruhr-Universität Bochum)「Projection Technology and the Theater Stage: Light, Space, Body Politics」(逐次通訳つき)
司会:縄田雄二

19日 13:00-14:00
1000-1340年のドイツ文学と日本文学

吉野朋美「1000-1340年の日本文学」
寺田龍男(北海道大学)「1000-1340年のドイツ文学」
司会:縄田雄二

19日 14:30-15:30
現代オペラの国際性
森岡美穂「近年の欧州オペラ界とアフリカ」
司会:縄田雄二

19日 16:00-18:00
座談会「世界の諸地域、諸時代の文化についての学術情報」
唐橋文(古代メソポタミア)、水上雅晴(近世東アジア)、鈴木俊幸(近世・近代日本)、石橋悠人(近代イギリス)、縄田雄二(近現代ドイツ)
司会:小山憲司

愛知県立大学世界史セミナーで講演を行います。

2021年度 第1回愛知県立大学世界史セミナーで講演をします。

「時間の帝国ー近代イギリス社会とグリニッジ標準時の形成」
日時:2021年11月20日(土)16:00 – 18 : 00
場所:①愛知県立大学サテライトキャンパス(定員30名)
   ②オンライン(ZOOMウェビナー) 
参加料無料 / 主催:愛知県立大学(世界史研究会、地域連携センター)

【申込方法】いずれかの方法でお申込みください。
(定員になり次第、申込を締め切ります。)
① 愛知県立大学地域連携センターWeb申込みシステム
https://www.bur.aichi-pu.ac.jp/renkei/
② FAX
「世界史セミナー第1回申込」、「氏名(ふりがな)」、
「電話番号」、「FAX番号」を記載して、
0561-64-1104 あてにFAXしてください。

【問い合わせ】
愛知県立大学学術情報部研究支援・地域連携課
〒480-1198 愛知県長久手市茨ケ廻間1522番3
メール:renkei@bur.aichi-pu.ac.jp

2021年度西洋史研究会大会で報告します。

〇11 月21 日(日) 10:00~17:00
【共通論題】「ブリティッシュ・ワールド:帝国紐帯とアイデンティティ」
共催:科研費基盤B「ブリティッシュ・ワールドの共通意識と紐帯に関する総合的歴史研究」(研究代表者・竹内真人)

司会 渡辺昭一(東北学院大学)・勝田俊輔(東京大学)
コメンテータ 木畑洋一(東京大学・成城大学名誉教授)・小川浩之(東京大学)

開会の辞 10:00~10:05 渡辺昭一
趣旨説明 10:05~10:30 竹内真人(日本大学)

基調報告 10:30~12:40(各報告40 分)
松永友有(横浜国立大学)「チェンバレンの、チェンバレンによる、カナダのための計画?:二つの帝国特恵システムとイギリス関税改革運動の帝国ヴィジョン」

福士純(岡山大学)「1911 年米加互恵協定とカナダ・ナショナリズム」

石橋悠人(中央大学)「グリニッジ世界標準時とイギリス帝国」

昼食休憩 12:40~13:30
コメント 13:30~14:30(各30 分)
趣旨説明者・報告者応答 14:30~15:50(各20 分)

西洋史研究会HPはこちら

関西イギリス史研究会の書評会に参加します。

•関西イギリス史研究会(2021.2.20)にて、書評コメントを発表します。書評の対象は志村真幸さんの『南方熊楠のロンドン』(サントリー学芸賞受賞)です。

第24回関西イギリス史研究会(志村真幸さんサントリー学芸賞受賞お祝い書評会)

日時 2021年2月20日(土) 13時30分~17時 Zoomによる開催

プログラム

13時30分~13時40分  開会

13時40分~14時10分  山本昭宏氏(神戸市外国語大学)

14時10分~14時40分  石橋悠人(中央大学)

14時40分~15時    著者リプライ

休憩

15時~15時15分

15時15分~16時  フロアディスカッション

16時~17時     祝賀懇親会(参加自由)