〈単著〉
2010 『経度の発見と大英帝国』三重大学出版会
〈分担執筆〉
2023 「グリニッジ天文台における文書管理の技法—ジョージ・エアリとアーカイブスの形成」縄田雄二・小山憲司編著『グローバル文化史の試み』中央大学出版会
2022 「グリニッジ天文台の女性天文学者 ―アニー・マウンダーと学者たちの「共同体」」松本悠子・三浦麻美編著『歴史の中の個と共同体』中央大学出版会
2022 「近代イギリスの時間意識をどう考えるか ―産業革命・標準時・帝国」中央大学文学部実践的教養演習編『学びの扉をひらくー時間・記憶・記録』中央大学出版会
2021 「海軍の科学研究体制ー時間と空間の科学」大野誠編著『近大イギリス科学の社会史』昭和堂
2019 「時計時間の移植と管理―イギリス帝国の植民地天文台と時報技術」竹内真人編著『ブリティッシュ・ワールドー帝国紐帯の諸相』日本経済評論社
2018 「南海泡沫事件」「北米・カリブ・インドをめぐる戦争」「アメリカ独立戦争」「産業革命」「フランス革命とナポレオン戦争」「財政軍事国家イギリスの勝利」「カリブの海賊の真実」君塚直隆(編著)『よくわかるイギリス近現代史』ミネルヴァ書房
2017 「地域概念と探検・科学・人種論 ――オセアニアにおける地域区分の創造」森宜人・石井健(編著)『地域と歴史学―その担い手と実践』晃洋書房
2016 「北極探検ヒーローの時代――フランクリン船長の行方」小澤実・中丸禎子・高橋美野梨編著『アイスランド・グリーンランド・北極を知るための65章 』明石書店
2013 「探検・科学――「未知なる世界」を目指して」金澤周作編『海のイギリス史――闘争と共生の世界史』昭和堂
〈論文〉
2022 「イギリス帝国とグリニッジ世界標準時の形成ー19 世紀末における本初子午線と時間帯の受容を中心に」『西洋史研究(新輯) 』51
2020 ‘Constructing the “Automatic” Greenwich Time System: George Biddell Airy and the Distribution of standard time, c. 1852-1880.’ The British Journal for the History of Science, 53 (1).
2018 ’Reforming the Royal Observatory Greenwich; George Airy, Practical Research, and Science in the Royal Navy’ in Makoto Ono ed., Institutionalizatino of Science and the Public Sphere in Modern Britian
2016 「近代イギリスにおける国立天文台と科学の制度化」『化学史研究』43 (3)
2015 「19世紀後半の日本近海測量をめぐる日英関係――対日技術支援の展開を中心に」『日本史研究』634
2015 ‘Reliable Observatory Time and the Circulation of Knowledge at Victorian Greenwich,’ in Hiroki Shin, Shinobu Majima, Yusuke Tanaka eds. Moving Around: People, Things and Practices in Consumer Culture
2014 ‘In Pursuit of Accurate Timekeeping: Liverpool and Victorian Electrical Horology,’ Annals of Science 71(4)
2014 「19世紀イギリスにおける標準時の普及とその社会的影響――グリニッジ時報サービスを事例に」『社会経済史学』79 (4)
2013 ‘“A Place for Managing Government Chronometers”: Early Chronometer Service at the Royal Observatory Greenwich,’ The Mariner’s Mirror 99 (1), 52-66
2011 「グリニッジ天文台と英国近代――経度の測定から標準時の発信へ」博士論文 一橋大学大学院社会学研究科
2010 「グリニッジ天文台長の情報網――ネヴィル・マスケリンと経緯度の伝達」『一橋大学社会科学古典資料センター年報』30、47-60
2008 「18世紀英国による太平洋探検と科学 ――「天文学者」の数学的観察を中心に」『一橋社会科学』5
2008 「18世紀イギリスにおける科学と国家――経度委員会の組織的特性を中心に」『科学史研究』47(246)
2008 「経度の測定と帝国――英国経度委員会の活動と展開 1714年―1828年」『西洋史学』229
〈研究動向・書評・報告記録他〉
2023 「欧米諸国における科学の制度化と発展」木畑洋一・安村直己責任編集『岩波講座 世界歴史 第16巻 国民国家と帝国 19世紀』岩波書店
2023 【コラム】「報時球と午砲――「海のサーキュレーション」を支えるテクノロジー」田中きく代, 遠藤泰生, 金澤周作, 中野博文, 肥後本芳男編著, 海のグローバルサーキュレーション, 関西学院大学出版会
2023 【事典項目】「測定と器具」日本18世紀学会編『啓蒙思想の百科事典』丸善出版
2021 【書評】志村真幸『南方熊楠のロンドン-国際学術雑誌と近代科学の進歩 』『ヴィクトリア朝文化研究』 (19) 2021年11月
2019 【書評】Yulia Frumer, Making Time: Astronomical Time Measurement in Tokugawa Japan, 2018. Isis 110-1
2017 【研究動向】「2016年の歴史学界──回顧と展望(ヨーロッパ・近代イギリス・後半部)」『史学雑誌』 126(6)
2017 【事典項目】「イギリス科学振興協会」「ウェッジウッド」「気体医学研究所」「キャヴェンディッシュ研究所」「クルックス」「ロイヤル・ソサエティ・オヴ・ロンドン」他 化学史学会編『化学史辞典』化学同人
2015 【書評】Takashi Ito, London Zoo and the Victorians 1828-1859, 2014『化学史研究』42 (4)
2015 【書評】James A. Secord, Visions of Science: Books and Readers at the Dawn of the Victorian Age, 2014.『ヴィクトリア朝文化研究』13
2015 【シンポジウム報告】「国営天文台と科学の制度化ー19世紀のグリニッジ天文台を事例に」『化学史研究』42 (2)
2015 【シンポジウム報告】「時報技術の信頼性と公衆――19世紀のグリニッジ天文台を事例に」『科学史研究』53 (272)
2014 【書評】Miles Taylor ed, The Victorian Empire and Britain’s Maritime World, 1837-1901: The Sea and Global History, 2013.『ヴィクトリア朝文化研究』12
2014 【科学史入門】「経度の測定とイギリス帝国」『科学史研究』53 (271)
2014 【研究動向】「時間の帝国」『ヴィクトリア朝文化研究学会ニューズレター』13
2013 【シンポジウム報告】「海を飼いならす――ヴィクトリア時代の科学・技術と海」『ヴィクトリア朝文化研究学会ニューズレター』12
2013 【史料紹介】「王立グリニッジ天文台アーカイブズについて」『歴史学研究月報』639
〈学会・研究会発表、講演〉
2023 「グリニッジ天文台と時間の標準化」駿台学園・天文講座(ZOOM開催)
2021 「世界の諸地域、諸時代の文化についての学術情報」中央大学・学術シンポジウム 「グローバル文化史の試み」(ZOOM開催)
2021 「時間の帝国ー近代イギリス社会とグリニッジ標準時の形成」愛知県立大学世界史セミナー 愛知県立大学
2021 「コメント」志村真幸『南方熊楠のロンドン』関西イギリス史研究会(ZOOM開催)
2020 「財政軍事国家における海軍と科学技術」第70回日本西洋史学会小シンポジウム 「財政軍事国家論を再考する」 大阪大学
2020 「財政軍事国家における海軍と科学技術」第70回日本西洋史学会小シンポジウム 「財政軍事国家論を再考する」 大阪大学
2019 「ヴィクトリア時代における時間秩序の再編成——グリニッジ天文台と新技術の社会的受容 」京都歴史工房、「科学技術⇔政策実践を歴史化/相対化する」 京都大学
2019 ‘British connections in the early Japanese hydrographic surveying, c. 1860-1880′ The International Conference on the History of Cartography, Panel: Mapping the Northern Pacific: transnational knowledge, instruments, representation. Amsterdam
2019 「イギリス帝国における時間の標準化」中央大学学術シンポジウム・グローバル文化史の試み・研究会、中央大学